事例紹介
File No.002
丸藤ガラス新工場
丸藤ガラス株式会社
齋藤 様
業種:ガラスびん卸売・印刷
階数:2階建て
課題:工期短縮、土地の有効活用
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導入前の課題
- 長期休業を避けるために、限られたスペースで速やかに建設したい
- 震災の経験を踏まえ、長く使える強固な建物を切望
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導入の決め手
- 敷地を有効活用して短期間で建設でき、速やかな工場移転も可能
- 強固な建物が建てられ、作業環境も快適なものになる
旧工場は稼働を続け、新工場竣工後は速やかに移転することが重要だった
丸藤ガラス様の事業について教えてください
ガラスびんへの焼き付け印刷、お酒のびん、食品のびんに洗っても落ちないセラミック印刷を行っている会社です。全国的にも十数社しかなく、私どもは東北6県の酒蔵様などをメインのお客様として事業を展開しています。
新工場の建設にシステム建築を選ばれた理由は?
工期が短縮できる、というのがいちばん大きな理由です。今回は、旧工場に隣接する駐車場スペースに新工場を建てる計画でした。工場の操業停止は経営に直結する問題なので、新工場の建設中も旧工場は稼働を続け、竣工後は速やかに業務移転することが重要です。また、敷地の際に水路があるなど厳しい建設条件に対応できる工法であることも必要でした。その点、基礎・杭・柱を一体化させた「いちいち基礎工法」は、工期短縮だけでなく、土地を有効活用できる点でも優れています。さらに、大震災を経験した私どもにとっては、強固で耐震性に優れた建物であることも欠かせない条件です。これらを全て考慮した上で、システム建築なら間違いないと決断しました。
空白時間を短くするためには、工期が短いことが最優先
7、8年前に倉庫を新設する際もシステム建築を選ばれたとお聞きしています
そうですね。あの時も、短工期が課題だったことからシステム建築を紹介していただきました。古い倉庫を解体して新倉庫を建てる計画だったのですが、小さいとはいえ一時的にひとつの倉庫がなくなるということは、会社の在庫管理スペースがなくなる、ということです。その空白時間を短くするためには、工期が短いことが最優先。いろいろ検討し、実は他からも提案も受けていたのですが、システム建築のお話を伺った瞬間「あ、これはJFEシビルさんにお願いしよう」と即決しました。
安全に長く使えることはもちろん、機能的で働きやすい新工場に従業員も大満足
新工場へ移転した後の従業員の皆さんの評価は?
作業環境が向上したので「働きやすくなった」と好評です。工場内にはガラスびんの焼付けに使用する高温の炉があるのですが、従来は他のスペースとの仕切りがなかったんです。炉の温度を安定させるために空調を入れるわけにはいかないので、窓を全開にしていても、夏は工場全体が蒸し風呂のような状況でした。新工場では炉の周囲と他のスペースを仕切ることができたので、空調が利用できるようになりました。2階も作ることができたので、休憩室や更衣室を新設。労務環境は格段に向上したと思います。
これからシステム建築で建てようとしている方にアドバイスを
建設工期や敷地の制約は、どんなケースでも問題になり得ると思います。私たちはシステム建築を選ぶことで、長く安全に使える強固な建物を、短工期で建設することができました。新しい建物はキレイで働きやすいので、従業員たちも大喜びです。案ずるより産むが易し。まずは一度相談してみてはいかがでしょう。
システム建築がもたらした
ビジネスへの効果は?
- 短工期を実現することで、経営に直結する操業停止期間を短縮することができた
- レイアウトの自由度が高く、従業員にとって働きやすい環境づくりができている