結露や騒音問題を解決するためにも、気密性の高い建物を切望

川本鋼材様の事業について教えてください

特殊鋼の卸売販売を営んでいます。熱処理やメッキを施して強度を高めた素材をボルトやナット、歯車、シャフトなどに加工し、主に自動車部品として出荷しています。外側から見える部品ではなく、機械の中で使用される素材ですが、工場内ではいろいろな工程を経てお客様のニーズに沿った商品を提供しています。

従来の工場建屋が抱えていた課題とは？

従来は鉄骨スレートの工場倉庫で運営していたため、気密性が低いことが問題になっていました。夏冬は寒暖差が激しいために結露が起こり、材料に錆が発生する危険がありましたし、地域における騒音問題も抱えていました。また、せっかく新たに建てるのだから、工場の外観は社員が誇れるようなものにしたい、という思いもありました。

気密性・断熱性は期待どおり。外壁メンテナンスは不要

システム建築採用にいたった決め手は？

システム建築を初めて採用したのは23年前（1998年）のことです。当時は目新しい工法だったと思いますが、取引先の工場でその良さを目の当たりにして「次はウチもシステム建築を導入したい」と思ったことを覚えています。システム建築というと「既製品」のイメージがあるかもしれませんが、実は設計の自由度が高く、工期も短い。外観がしっかりしていることはもちろん、気密性が高いので騒音問題などもまとめて解決できそうだと思い、採用しました。実際、気密性や断熱性の高さは期待どおりだったので、それ以降の建築は全てJFEシビルに依頼しており、今回は6棟目となります。

継続して採用している理由とは？

建物工法に対する信頼度が高く、いつも誠意ある対応をいただけることが一番の理由です。また、外壁塗装などのメンテナンスが必要ないのに、23年の間に建てた5棟の建物を比較しても見劣りがせず、劣化を感じさせないのがすごい。他社で建てたシステム建築を見たことがあるのですが、外壁のビス部分に錆が出てしまい、その補修に苦慮されている工場もありました。JFEシビルのシステム建築はきちんと構成されているので、23年経っても外壁塗装が不要です。ランニングコストが抑えられるだけでなく、補修工事のために工場の稼働が制限されることもありません。

思い付いたら即実行、いち早く稼働できる

これからシステム建築で建てようとしている方にアドバイスを

23年前に初めて採用して以降、全ての建築をJFEシビルに依頼しています。工場や倉庫のような大型の建物にはシステム建築が一番マッチすると思うからですが、それ以上にJFEシビルの誠実・安全な施工が信頼でき、トータルで満足感があるからです。短い工期できちんとした建物が完成するので、思い付いたらすぐに実行し、いち早く稼働できる。これは施主として非常に嬉しいことだと感じています。

システム建築がもたらした
ビジネスへの効果は？