システム建築のススメ
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工期の短さで選ぶシステム建築。
早く建てられる最大の理由とは?
システム建築の代名詞
「短工期」の秘密を探る
「まずは建物がなければはじまらない」。近ごろ、そんな声を聞くことが増えてきました。物流環境をとりまく変化は著しいですし、顧客ニーズを敏感に察知して生産力を整備することはもはや当たり前。現代においては「どれだけのスピードを持って対応できるか?」がビジネス成長の鍵を握っているのです。そんなビジネスにこそおすすめしたいのが、スピード感を持って建てられる、つまり「短工期」で建てられるシステム建築です。今回は、なぜシステム建築が「短工期」で建てられるのか? その理由を探っていきます。
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システム建築の承認までの期間
システム建築の代名詞とも言える「短工期」を語るうえで、着目したい点が2つあります。まず1つ目が、着工前の申請期間の短さ。あまり多くは語られませんが、実はこの差が、工期全体を短縮するひとつの要因となっています。一般的な建築物では、図面を製作し、建築確認申請、その承認がおりるまでに6~7ヶ月ほどかかることがほとんど。しかしシステム建築なら、図面作成から認可まで、約半分で完了することもあるのです。なぜそんなことが起こり得るのか? 実は、その理由は驚くほどシンプルなものです。
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なぜ短期間で
建築認可取得できるのか一般工法の建築は、いわゆる完全オーダーメイドの建物となります。建物の構造も、広さも、部材も異なるため、設計作業が煩雑になります。これに比べシステム建築は、基礎、構造、壁、屋根などの多くが「標準化(パーツ化)」された建物です。設計の検討段階においては、過去の豊富な実績(データベース)を下敷きに、新たな検討要素については必要な時間を割くことで、高い設計品質を保ちながら期間の短縮が可能になるのです。このような取り組みによって、短期間での建築認可取得が実現しているのです。
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メーカーの技術力と部材の標準化
そして2つ目が、各メーカー独自の技術力です。日本にも多くのシステム建築メーカーが存在しますが、それぞれに研究・技術開発を行っており、工期短縮もその課題のひとつ。JFEシビルの一柱一杭基礎工法「いちいち基礎工法」は、その最たる例として挙げられます。杭を打ち込む必要がある軟弱な地盤に、キャップ鋼管付きの柱を杭に被せ、コンクリートを注⼊し、柱と杭を⼀体化。基礎にコンクリートを敷き詰める必要がないため、もちろん養生期間も必要ありません。杭を打った後すぐに鉄骨を建てられるため、工期短縮に大きく貢献できる、というわけです。この「いちいち基礎工法」は、短⼯期・低コストを可能にしたJFEシビルのシステム建築「メタルビル」の専⽤⼯法となっています。加えて、これは一般的に語られていることですが、システム建築は部材等が標準化されているため発注の手間がかからないこと。すぐに着工でき、建築工程も少ない。言わば、部材や構造をカスタマイズすることに時間を費やす一般工法とは違い、現場で「組み立てる」ことに注力できる。だからスピーディに建物が建てられるのです。
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システム建築は無駄がない
ここまでご紹介したとおり、システム建築は設計・申請の段階から、すべてのプロセスにおいて工期短縮できる仕組みになっている。つまり、全行程にわたって無駄がないのです。システム建築の工期は、(建築物の規模などにもよりますが)一般工法に比べて約2割短縮できるとされています。 いかがだったでしょうか。ただ単に早く建つだけではない。数多くの実績に裏打ちされた技術・経験があるからこそ、システム建築は「短工期」を実現できているのです。「まずは建物がなければはじまらない」そんな皆さまにこそ、システム建築をおすすめする理由です。
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